内勤の女性は味方にしているか?
あなたの会社で、内勤の女性(男性の場合もあると思いますが、圧倒的に女性が多いので、あえて女性を例とします)が全員辞めてしまった場合、あなたの仕事だけではなく会社の業務そのものが止まってしまいませんか?
- 来客への応対
- 見積もりの作成フォロー
- 経費の出金
- 勤怠の処理
- 電話対応とコールバック依頼の連絡
数えればキリが無いほど、内勤の方々のバックアップをいただかなければ営業の仕事は成り立ちません。
それに対して、彼女たちへの感謝の気持ちを表現している人がとても少なく感じるのです。
- 来客にお茶を出してもらったら「ありがとう」と言えてますか?
- 「何か困ってない?」と気にかけていますか?
社内の空気が円満になるだけではなく、あなたの気遣いは必ず回りまわってあなたに帰ってくるのです。
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上司はあなたの女性からの評判を重視しています
課長や部長と言った役職になると、一般的にはヒラの営業マンよりも社内にいる時間が長いと思います。
当然、内勤の女性たちからのフォローの大きさも、ヒラの営業マンよりも理解しているでしょう。
ヒラの営業マンはやはり上司には気を遣いますので、なかなか「素」の部分を見せることがないものですが、内勤の女性たちには「素」の部分を出してしまいがちです。
「ありがとう」を言っていない営業マンや、ちょっとした気遣いが出来ない営業マンの評判は、女性たちから芳しいはずがありません。
しかし、彼女たちからのあなたへの評判は、あなたの上司に筒抜け状態だと思っておいてください。
内勤女性からの評判の悪い営業マンを部下に持つ上司は、次のように考えます。
- 「お客様からの評判もきっと悪いのだろうな・・・」
- 「内勤女性たちに俺(上司)がフォローしなくちゃいけないじゃないか・・・」
- 「ウチの部署のイメージが下がっちゃうよ・・・」
- 「つまり、俺(上司)の評価も下がっちゃうじゃないか・・・」
かつて私の部下に、「営業成績は悪くないが、内勤女性に気遣いのできない男」がいました。
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何度か彼に注意をしたのですが、彼は根本的な考え方に「営業部が内勤女性の給料を稼いでいるんだ」という認識を持っていたのです。
とんでもない思い上がりですね。
直接的には営業部が商品を売って、お客様から対価(お金)を戴くわけですから、大きな意味では間違っていないのですが、彼はバックアップを貰っていることを当たり前だと考えていました。
私(上司)の前ではそんな素振りは全く見せないのですが、態度に出てしまうものです。
お菓子一個の重みを知ってますか?
一方で、営業成績自体は平凡ですが、女性からすごく評判の良い部下もいました。
彼は仕事上でちょっとした無理を聞いてもらったり、手間をかけてしまった時は必ず「○○さん、ありがとう」と声に出していましたし、時々コンビニなどでクッキーなどのお菓子(どこにでも売っている安いもの)を差しいれたりしていました。
この気遣いは本当に大きいですよね。
上司の立場から見ると、内勤女性たちの士気を上げてくれる部下は有り難いですし、きっとお客様に対してもそういった気遣いをしているのだと考えてしまいます。
長い目で考えた時、将来的にはもっと稼ぐ営業マンになるだろうから上司としてチャンスをあげようという気になるのです。
もちろん女性たちに「おべっか」を使いましょうと言っているのではありません。
「いつもありがとう」と言える、当たり前のことをもっと声を出して言いましょうと言いたいのです。
簡単ですがなかなか出来ている人は少ないのではないでしょうか?
最初は照れ臭いかもしれませんが、言った人も言われた人も気持ちよく仕事が出来るようになりますので、ぜひ「いつもありがとう」の一言を声に出してみてください。