自分の癖を知っていますか
仕事中だけではなく、プライベートでの家族や知人の癖って、気になりますよね。
それは言い方によっては「個性」とも言えますが、周りの方が不快になる癖だと「個性」とは言えません。
たとえば食事の時にくちゃくちゃと音を立てて食べる人。
もし家族であれば「直した方がいいよ」と言ってあげるでしょう。
しかし、ビジネスの相手ではそんなことは言ってくれません。
ただ「食べ方の汚い人」と思われておしまいです。
食べ方だけではなく、誰しも自分で気付いていない癖は必ずあります。
しかし、それが相手にとって不快になるものかどうかの違いは大きいです。
私が今までに見てきた「悪意はないけど相手に嫌われる癖」をいくつかご紹介します。
落ち着きがないように見える癖
- ペンをくるくる回す
- 指を触る
- 唇をなめる
- 頭をかく
やっている本人は恐らく気づいていないのだと思いますが、気持ちの良いものではありません。
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自信がなさそうに見える、聞こえる癖
- 「え〜」「あの〜」が多い
- 猫背になっている
- 語尾が聞き取りにくい
これも本人は全く無意識なのだと思います。
いくら商品が素晴らしくても、自信のなさそうな営業マンから商品は買わないですよね。
どうやって直せばよいのか?
そもそも、自分で気づいていない癖は直しようがありません。
上記の例で「私のことだ」と思う方は少ないと思うのですが、「あの人はこれに当てはまるな」と感じた方はいるでしょう。
私は自分の商談中の音声をこっそり録音していました。
昔はICレコーダーを使っていましたが、今は携帯やスマホにも録音機能が付いています。
この商談中の音声を後で聞き返してみるのです。
最初は自分の声を聞くのは恥ずかしいと思いますが、意外な「気付き」が必ずあります。
私の場合は、次のような癖がありました。
- 咳ばらいが多い
- クロージング(特に数字の話)にかかると、少し早口になる
もちろん私自身は全く気付いていませんでしたし、周りの人も誰も教えてくれませんでした。
自分で気付いてからもすぐには直りませんでしたが、何度か録音と聞き取りを繰り返していくうちに、咳払いも早口も直すことが出来ました。
ただ、話し方については録音で改善することが出来ましたが、「猫背」や「ペンをくるくる回す」といった癖は録音では分かりませんし、商談中の映像を録画することは難しいと思います。
では、どうするのか?
お客様の前に座ったら、
- 「背筋を伸ばす」
- 「口元にうっすら笑顔を浮かべる」
- 「少しゆっくりめに話す」
この3点だけを意識してください。
不思議なもので、背筋を正すと自分自身に気持ちの余裕が出ます。
そうすると、頭をかいたり猫背になるということが自然となくなってくるのです。
お客様との商談が苦手な人にはぜひに試して欲しいのですが、「背筋を伸ばして余裕のある人」は「話が上手に聞こえる」ものなのです。
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話が苦手でも下手でも、自信を持ってお客様の前に出ることが一番大事です。
あたたの周りの「話が上手な人」は、実は話が上手ではないのかもしれません。
堂々として話しているから「上手に聞こえる」だけの人も実は多いのです。
お客様の前に出たらあなたは会社の代表です。
会社の代表を堂々と演じて話をしてください。