お茶を出されたらそのあとは?
暑い季節、寒い季節にお客様のところにお邪魔して、温かいお茶や冷たいコーヒーを出していただけると嬉しいですよね。
でも、そのお茶やコーヒーを飲んだ時も、お客様はよ〜く見ているのですよ。
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相手より先に手を付けてはいけない
新入社員の方によく見受けられますが、会社の忘年会や歓迎会で居酒屋に行ったとき、「かんぱ〜い!」と言って、すぐに食べ始める人。
これではいけませんね。
社会人経験の長い方であればご存知でしょうが、上長よりも先に手を付けてはいけないのはマナーです。
もちろん上長との関係が緩やかなケースはこの限りではありませんが、「そんなことも知らない奴なのか」という印象を持たれるでしょう。
お客様のところでも同じです。
相手が手を付ける、または飲み物をすすめてくれた時以外は先に飲んではいけません。
ただ、訪問者(私たち)だけに飲み物が出された場合は、「いただきます」と言ってから手を付けてください。
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喉が渇いていたら、おかわりしてもいいのか?
暑い季節だと特に、お茶を一杯飲んだだけでは喉の渇きが癒えない時があります。
お客様が「もう一杯いかがですか?」と気を遣って下さることもあると思いますが、出来るだけ遠慮しましょう。
だって、あなたは「お客様」ではないのですから。
商談にお伺いしている「訪問者」であることを忘れてはいけません。
では、喉が渇いて汗がダラダラ流れて、といった場合でもダメなのでしょうか?
そもそも、喉が渇いて汗が噴き出すような状態でお客様のところに伺ってはいけません。
「15秒の遅刻」のページでもご説明しましたが、急いでお客様のところに到着して慌ただしくなるのであれば、事前に電話してわざと5分遅刻してください。
そして、汗がひいて喉が渇いてない状態でお伺いしたほうが、よほどスマートです。
暑い季節は、特に時間に余裕を持たせてくださいね。
飲んだ後のコップは?
私の会社にも毎日何人かのお客様が来られますが、片づけて行かれる方は10人に1人くらいでしょうか。
片づけるといっても、流しで洗うことではありません。
応接室の入り口側に、そっと揃えて寄せてくれるだけで良いのです。
事務員の女性に印象を尋ねると、「飲んだままのコップを片づけるのは手間ではあありませんが、片側に寄せてくれている配慮が嬉しい」ということです。
私自身の印象ですが、そういった配慮が出来る相手は、やはり「仕事が出来る人」が多いです。
たった1秒程度の動作で相手の印象が良くなるのであれば、やった方がいいですよね?