私が『質』よりも『量』にこだわる理由
私は新入社員時代、あまり営業成績が芳しくなく、よく上司に怒られていました。
『何で契約が取れないんだ!』
『毎日どんな営業をやってるんだ!』
成績の良くない営業マンが上司に怒られる時によく聞くフレーズですね。
なぜ成績が上がらなかったかと今振り返って考えると、理由はたった一つ。
訪問件数が少なかった。
これに尽きます。
そこから私が社内でトップセールスを維持していくまでに成長した転換点は、『ダメな奴は数で勝負するしかない』と気が付いたからです。
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『数で勝負』するきっかけになったテレビ番組
他のページでも書きましたが、それは『ナンパ師』を密着したテレビ番組でした。
お世辞にも彼はカッコいい、モテそう、オシャレといったタイプではなく、どう見ても『格好良くない』タイプ。
しかし彼は連日ナンパに成功して、複数の女性と毎晩、、、といった内容の番組でした。
色んな女性をとっかえひっかえ、ということの善悪はここでは無視して、私が気付かされたのは彼の成功パターンです。
そう、彼が愚直にやっていたことは『断られても何度も声をかける』ということだけだったのです。
数百人に声をかけると、そのうち何人かは少し話を聞いてくれる。
またその何人かの中の一人は連絡先を教えてくれる、など。
私の営業に無かった部分はこれだ!とナンパ師の彼が気付かせてくれたのです。
なぜナンパ師A君はとにかく『数』で勝負したのか?
中学・高校時代、A君は異性にまったくモテないけど、女の子と仲良くなりたい、彼女が欲しい、といったタイプの学生でした。
(私自身がまさに同じ境遇でした)
A君は予備校生時代に友達と『クラスの中で誰が一番かわいい?』といった話をしていると、誰もがBちゃんがかわいい、と口を揃える中、『俺はCちゃんだ』という話になったそうです。
その時の友達の反応が彼に気付きを与えたそうです。
- マジで?
- Cちゃんは無いよ
- 他にもっとかわいい子がいるだろう
A君は間違いなくCちゃんが一番タイプでかわいいと思っていたのに、何故なんだ?という疑問が湧いたと同時に、『ひょっとしたら1000人に一人くらいは俺のことをカッコいいと思ってくれる人がいるかもしれない』という発想になり、無事に大学に入学してから1000人に一人を探してナンパに明け暮れるようになったそうです。
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私が『質』よりも『量』にこだわる理由
きっかけはA君の不純な動機(ナンパ)ですが、私はそのテレビを見てから営業方法を変えてみました。
『とにかく数で勝負』
スキルも人脈も無いので、とにかく断られることを恐れずに訪問件数を増やして頑張ってみました。
もちろん断られる回数が増えるので心が折れますが、それでも続けた結果、徐々に契約数が増えてきたのです。
1000人に一人くらいは俺のことをカッコいいと思ってくれる人、を探すA君にヒントを得て、1000人に一人くらいは話を聞いてくれるだろう、と考えたのです。
- 訪問数を増やすと、契約確率は増えます。
- 契約が増えると自信がつきます。
- 自信が持てると訪問件数が自然と増えます。
飛び込み営業が苦手な方、成績が上がらない方はぜひ、ナンパ師A君の話を思い出してみてください。
数にこだわれば、必ずあなたのファンを見つけ出すことができます。