何で椅子に座ってるのですか?
あなたがお客様とアポイントを取ることができました。
相手先のオフィスや個人宅のリビングなど、「こちらにかけてお待ちくださいね」と言われることがあると思います。
そして座って、資料の用意をして、名刺もすぐに出せるように・・・。
もうここでアウトです。
座ってはいけないのです。
あなたは相手から見れば「訪問者」であって「お客様」ではないのです。
(関連ページ:「そのコップ、どうしますか?」)
ではどうするべきなのでしょうか。
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相手が来るまで待つべし
「先に座っているとは失礼だ!」とお叱りをいただくことは、かなりレアなケースだと思います。
100人中1人おられるかどうか、というところでしょうか。
では、たまたま100人のうちの1人に遭遇することはあり得ませんか?
私はアポイントの相手が部屋に入って来られるまで、5分でも20分でも必ず椅子を引かずに立ってお待ちしています。
「あれ?座ってくださいよ」と言っていただけることがほとんどですが、これは理屈抜きにビジネスマナーです。
「座る位置」についてはここでは割愛しますが、十分に配慮してください。
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和室には罠がたくさんある
近頃では和室のあるお宅は少なくなっていますが、それだけに和室でのマナーについては疎くなってしまいがちです。
ここでは、和室に通されてからの気を付ける点を二つだけご紹介します。
- 和室では立って待たない
和室では座って待つのが作法ですが、床の間や入り口から遠いところが上座です。
間違えないように注意してください。
- 座布団に勝手に座ってはいけない
相手が来られるまで、勝手に座布団に座ってはいけません。
座布団を脇に動かすか、またはあなたが座布団の脇に座るかして、相手から座布団を勧められてから座ってください。
和室で商談をさせていただく機会は少ないと思いますが、少ないからこそ作法を知っているとポイントが上がりますね。
オフィスやリビング、和室など先に座らせていただいた方が良い(立ったままだと邪魔になる)ケースもありますので臨機応変に対応することも大事ですが、基本的なマナーは必ず知っておくべきですので、ぜひ身に付けてください。